LVLとは


当初、合板の製造工程と類似していることから「平行合板」とも呼ばれていました。 現在は単板積層材もしくは英語の「Laminated Veneer Lumber」を略してLVLと呼ばれています。
単板の厚さは1.3mm〜2.2mm程度が通常で積層数は数層から数十層に及ぶものもあります。 また幅反りを防ぐため直交層(クロスバンド)を挿入する場合もあります。
この直交層を一枚毎に規則的に製造したものが合板で、LVLは平行層が圧倒的に多く使用されています。 合板が幅広の板として利用するのに対し、LVLは比較的、製品の厚さが厚く、主な用途が骨組材,芯材に使用されています。
一言にLVLと略しても使用用途は様々。
内装材などで使用する高い寸法精度が必要なLVLと梱包用材のように精度、品質があまり重要視されない使い捨てのLVLでは、 製造工程上大きな違いがあり、使用される接着剤等も異なり同じLVLでも品質に大きな違いが発生します。
LVLの主な使用用途
◆品質重要視
- 住宅用パネル部材
- 柱.間柱用
- 建具用
- 別注家具芯材用
- 造作ラッピング用
◆価格重要視LVL
- 梱包用材
- 使い捨ての芯材
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